新築の一戸建てやマンションなど、ユニットバスの普及は、多くなってきていますね。
では、ユニットバスは、在来浴室タイプと比べてどのような部分が違うのでしょうか?
それについて、ユニットバスの在来浴室タイプとは違うメリットについて紹介していきましょう。
また、意外と誤解されがちなユニットバスの意味になりますが、3点ユニットバスのことを「ユニットバス」と思っている人が多いのです。
そもそもユニットバスとは、浴室のシステム工法のことを呼びます。
そのような理由からユニットバスのメリットは、物件別の内容で判断することも必要です。
今回は、浴室をユニットバスにするメリットについて、見ていきましょう。
ユニットバスのメリットは?
ユニットバスのメリットは、在来浴室の工法と違うユニットを組み立てる点になります。
製造工場で作られた規格のパーツを現場で組み立てられるのです。
そのため、在来浴室よりも仕上がりの早さがメリットになります。
このような工法で作られた浴室システムのことをユニットバスと呼ぶのです。
トイレと洗面台が一体化した3点ユニットバスや洗面台のみ一体化した2点ユニットバスなど建物や環境に合わせたバリエーションもあります。
ユニットバスは、サイズも0.75坪から1.5坪までの規格で選ぶことができるので単身家庭や大家族まで対応が可能です。
つまりユニットバスは、住環境に合わせることができます。
建物や環境に合わせて選ぶことができるでしょう。
千葉県松戸市・千葉県柏市エリアでの
ユニットバスリフォーム施工実例
浴室をユニットバスにするメリット
それでは、在来の浴室をユニットバスに変更するメリットについて解説します。
ユニットバスは、製造工場で防水加工された天井、床、壁、浴槽などパーツを現場に搬入して組み立てる工法です。
そのため、ユニットバスは在来浴室の工法のように、床や壁など別々の段階で工事をする必要がありません。
つまり、時間や工程のかからない点がメリットになるのです。
全体的なバランスを重視してメーカーの製造工場で設計されていることが、現場での繋ぎ目の調整工事を省ける大きなメリットになります。
ユニットバスは、繋ぎ目の防水加工の心配が少ないことにより工期を短縮することが可能になるのです。
では、ユニットバスのメリットを物件別に見ていきましょう。
アパートの場合
まず初めにアパートのユニットバスについてです。
アパートの場合は、借り手ではなくアパート経営者にとってのメリットになります。
だけど結果的には、アパートを借りる人にとっても浴室がユニットバスになることは魅力を感じる要素になるのです。
そのような理由から、アパートの浴室をユニットバスにすることは、アパート経営のオーナー様にとってメリットになる設備投資になります。
特に中古アパートを探す借り手側にすれば、気になる部分が水周りになるでしょう。
そのような状況で決め手になるのがユニットバスなのです。
単身用のお部屋ならば、浴室を3点ユニットバスにするのも間取り空間が生かされることになります。
浴室とトイレを別にするスペースが確保できない場合は、特におすすめです。
特に増築の難しい間取りならば、トイレと浴室を別にできないことも考えられます。
そのような場合こそ、3点ユニットバスにすることで解決できるでしょう。
アパートのような密集した現場では、ユニットバスによる現地での組み立て方法が、工期も短縮できるメリットがあります。
結果的にアパート経営者にとって、家賃の見直しに活用できるリフォームにもなるのです。
マンションの場合
マンションの浴室を在来浴室からユニットバスにすることについて見ていきましょう。
ユニットバスは、浴室の断熱性や遮断性を高めることができます。
マンションの気密性を上げるためにも役に立つのです。
さらにユニットバスは、高齢者のいるマンションの場合、バリアフリーにも対応している点がメリットになります。
それは、機能面で在来浴室を上回る快適さをメーカーが追求しているからです。
また、マンションのユニットバス交換は、工事期間の短縮にもなります。
そのため、近隣の住民に気を遣う期間が短くなることもメリットになるでしょう。
一戸建ての場合
一戸建ての浴室をユニットバスにする場合を見ていきましょう。
一戸建ては、家全体の手入れが必要になるため、主婦の負担が大きくなることも考えられます。
そのため、浴室のお手入れまで時間をかけられなくなるのです。
そのような時にユニットバスは、家事の負担を減らし掃除を楽にすることができます。
ユニットバスは、見た目のデザイン性の高さだけではなく、床と壁のつなぎ目や浴槽のフチなども水はけに優れている加工がされているからです。
新築の場合
新築でユニットバスにするメリットは、デザイン性の高さと工期が短いことで引き渡しへの影響が少ないことです。
特に新築住宅は、断熱機能が向上されている場合が多く、その暖かさに合わせて浴室も保温性に優れていることが求められます。
そのような面からもユニットバスは、隙間のない組立工法になるので、冬場のヒートショック防止にも効果を発揮するでしょう。
新築の場合は、特に家全体の暖かさが重要視されます。
ユニットバスのデザイン性と機能性は、長い目で安心できる選択になるのです。
一人暮らしに最適なユニットバス
それでは、一人暮らし向けのユニットバスについて見ていきましょう。
一人暮らしの場合は、マンションや戸建てを対象にして、広い浴室を必要としないことも考えられます。
特に高齢者の一人暮らしの場合、広い浴室のお手入れをしていくことに負担を感じるかもしれません。
ユニットバスは、0.75坪からサイズも選べるので在来の浴室を狭くしてコンパクトなサイズに縮小することも可能です。
または、3点ユニットバスや2点ユニットバスにして水回り部分を1か所に集中することも可能になります。
一人暮らしに合ったリフォームを考えた場合、浴室もコンパクトにできることがユニットバスのメリットになるでしょう。
ユニットバスのデメリット
今までユニットバスのメリットに触れてきました。
機能面だけで見るとユニットバスはメリットが目立ちます。
ただし、在来浴室からユニットバスに変更する場合にはデメリットも考えられるのです。
それでは、ユニットバスのデメリットを上げてみましょう。
- 規格工法のため自由度が低い
- 在来浴室とユニットサイズの問題
- 設備追加がしにくい
規格工法のユニットバスは、メーカーで用意された商品から選場なければいけません。
例えば、「檜の風呂」や「大理石風呂」など自宅のお風呂を個性的にしたい場合もありますよね。
このような場合は、ユニットバスの規格外になってしまうのです。
そのため、自由度の高いオリジナル設計の浴室には向いていません。
あくまでもメーカーで販売している商品の中から選ぶ必要があります。
また、在来浴室空の変更でユニットバスが収まらない時は、増築や改修工事が必要になるでしょう。
追加の工事が発生することで、当初のお見積り以上の工事費がかかることもあるのです。
さらに、メーカーの規格にはない後付けの設備については、柔軟に対応できないデメリットもあります。
メーカー提供以外の設備については、補償対象外になるからです。
このように、将来の予測を踏まえてユニットバスを選ぶことをお勧めします。
千葉県松戸市・千葉県柏市エリアでの
ユニットバスリフォーム施工実例
ユニットバスのリフォームの場合
最後に在来浴室からユニットバスにリフォームする具体的なメリットについて見ていきましょう。
それは、ユニットバスと在来浴室の違いから判断できます。
特に違う点は、壁や床です。
在来浴室は、コンクリートの下地にタイルを貼り付ける工法になります。
この工法の床は、経年の劣化によりタイルの間の目地にカビや汚れが付着して掃除に手間がかかるのです。
さらに下地にコンクリートを使っていることから、断熱性が弱く浴室内の温度が下がりやすい点が考えられます。
ユニットバスは、このような在来浴室のデメリットを改善してくれるでしょう。
その理由は、抗菌性や断熱性も考慮した素材のパーツを使っていることです。
さらにユニットバスのリフォームのメリットは、接合部分にあります。
床や壁、浴槽などの接合部分に樹脂製のパーツが使われるため、接合部分の隙間からの水漏れの心配が少なくなります。
リフォームにより、ユニットバスで機能性が上がることは間違いないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、ユニットバスのメリットについて、デメリットも取り上げながら解説してきました。
今までの流れから、ユニットバスのメリットについてまとめてみると次のようになります。
- 見積りに近い価格を見込める
- 工事期間が短い
- 断熱性が高い
- 防水加工に優れている
- 掃除の手間がかからない
- デザイン性が高い
以上の点が上げられるでしょう。
ユニットバスは、壁や床、天井、浴槽まで企画されたシステムのため、自由度は下がりますが、工期の短さや価格のわかりやすさがポイントです。
需要が高いことからも今後の進化も期待できるのでリフォームの際の交換も楽しみになってきますね。
http://www.answer-tec.com/works/2018/05/25/1606/無駄のない水周りの実現の浴室リフォーム成功事例